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情報プロジェクト室みんなのnoteマガジン

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室長をはじめとして、行政DXに関わる経産省メンバの想いをつづった記事をまとめています。
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#デジタル

noteから「行政をハックしよう」に至るまで

2021年10月30日「行政をハックしよう」を発刊します。今回ぎょうせい社から発刊しますが、そこまでには実は長い道のりがあったので、自分の整理も含めて書いてみようと思います。 行政デジタル化をもっと浸透させるための「本」2017年に留学から経産省に戻ってきて、デジタルガバメントを実現するんだと2年くらいがむしゃらに取り組む中で、「これはもっと多くの人にデジタルガバメントのコンセプトや考え方を伝えないと世の中変わらない」という思いが非常に強くなっていきました。 歴史において

制度を作るときは運用も一緒に考えよう

新しい制度等を創設する際、多くの行政組織は権利関係やステークホルダーの利益衡量については丁寧に考えますが、実際にその申請がどのように運用されるかが関係者でイメージされていないため、いざ制度開始となった際にユーザーである申請者や、申請の対応を行う行政官に大きな負担が生じ、制度の円滑な実施を妨げるといったことが多く起きています。 これは制度の問題だけではなく、運用のデザインの問題です。こうした障害を回避する上でどのようなことを行うべきか、整理してみたいと思います。 関係する行