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経済産業省、そして行政のDXを推進するチームに何が求められるか?

こんにちは、経済産業省DX室の妙中です。
METIDXオフィス(大臣官房DX室)では、もともと官出身の職員と民間企業出身のデジタル化推進マネージャー(DXMG)がタッグを組んで、行政システムのプロダクトマネジメント、PMO、データ利活用、生成AIといった新技術の実証などなど、幅広い業務に取り組んでいます。

とりわけ上半期で新たに6名ものDXMGの皆さんをお迎えして20名体制となったこともありますので、「官」出身の職員として、知られざる?METIDXオフィスの様子をご紹介します。


経済産業省、そして行政全体のDXを推進する上でのマインドとは?

METIDXオフィスを取り巻く環境はここ1年近くで激変しました。

外的環境
・デジタル庁創設に伴う「gBizID」や「J-Grants」等のプロジェクトといった大幅な業務移管
省内環境
・原局から横串で原局横軸でのガバナンスを担当する大臣官房への配置換え
・省庁恒例の2年スパンでの人事異動や今年4月以降の人員増

そこで、経済産業省のDXを推進していく上での課題や人材育成も考慮したAsIs/ToBe、個人の価値観などなど幅広い内容について、全員参加型で対話・議論を行い、METIDXオフィスの「Mission・Vision・Value(MVV)」を作成しました。

<MVV策定の様子>
<MVV策定の様子>
  • 4ヶ月にわたる対話や議論の結果、完成した2023年時点のMVVはこちら↓↓

Mission

 デジタルで経済産業省から行政を変えていく。

Vision

① 行政の変革をつねに先頭でみちびき、推進、​挑戦し、明るく元気な組織にする。​
 ・ デジタルで働き方・政策を高度化・効率化し価値を高める。​
 ・ 行政の最先端をデジタルの技術力と企画力で切り開く
② みんなが使える魅力的なデジタルサービスを​追求する。​
 ・ デジタルを提供する集団としてのマインド

Value 

① 私たちは、新たな可能性に対して失敗を恐れず、変革の種を常にまき続ける。
② 私たちは、デジタルのプロフェッショナルとしての自負をもち、現場の困難に寄り添い、解決策を具体化し、継続する。
③ 私たちは、立場や前例にとらわれず議論し、行政の縦割りの垣根や固定概念を打破していく。
④ 私たちは、自らも仕事を楽しむことを忘れず、ユーザー目線でデジタルサービスを開発する。


バックグランドが異なることを理解する。

経済産業省内でも民間出身者が6割を占めるやや特殊ともいえるMETIDXオフィスですが、官民両方のバックグランドが異なることを前提として、お互いに理解・連携していくことが欠かせません。

例えば、民間出身のDXMGにとっては、
・国ならではのお作法(予算要求や調達、入札公告、開札や担当業務に関連した政策についての基礎)
・法令、行政手続に関する基礎知識

また、官出身の職員にとっては、
・システム、デジタル技術関連の基礎知識
・プロジェクトマネジメントの手法、BIツール等の活用法
といった内容について室内研修や資料化をしつつ、オープンでフラットなナレッジシェアを意識しつつ業務に取り組んでいます。

<職員(官出身)がプロジェクトマネジメントについて学習している様子>

経済産業省を飛び出す!

前例にとらわれないことをValueに掲げるMETIDXオフィスですが、徐々に官のルールや仕事の進め方に(悪い意味で)慣れてしまい、気づかぬ間に固定概念に縛られてしまうことも否定できません。

そこで、意識的に民間企業、シビックテック関係者との交流を積極的に行い、インプットをいただくのはもちろん、企画に関する意見交換を行っています。

また、行政のDXを実現していく過程では、組織間の垣根はありません。特に自治体の皆さんとの連携も重視しており、勉強会等を通じてお互いに学ぶため意見交換会を(不定期ですが)行っています。


おわりに

METIDXオフィスでは、このような取り組みを通じて、立場・前例・固定概念にとらわれずに、共創の文化を育みながら、「デジタルで経済産業省から行政を変えていく。」というミッションのもと、デジタル化への取り組みを加速させています。

現在もメンバー一同、さまざまな課題に苦労しながらも、協力し合いながら今後のアクションを模索し挑戦しています。

ここまで記事を読んでいただき、METIDXオフィスでの挑戦に興味が少しでも芽生えた方は、官民問わず、是非お気軽にご連絡ください!

(採用情報)
👉 募集内容(DXエンジニア)


(問い合わせ先)
大臣官房デジタル・トランスフォーメーション室  担当:妙中・井垣
E-mail:bzl-kanbo-DX●meti.go.jp
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